56マス進んで57マス戻る

 多少具合がよくなったかな、今日。

 短歌は9首投稿。
 そのうち1首はそこそこの手応えがあった。けれどどうにも広く読まれるぐらいのスケールにたどり着かない。視界が狭い。広く書こうとすると字が足りない。例えば「あかあかや月」だけれど、あれってほとんど何にも言及していないのに一瞬で目の前に光景が広がる。月が燦然と輝いているのが見えた。それを見て「いいな」と思ってるおしょうさんも見えた。単語なんて2つしか使ってないのに色々なものを表現している。歌人の人柄すら感じさせる。スケールってそういうこと。言葉を使うってそういうこと。理想は高く歩幅は小さく! あまり大きな獲物を狙わずに。

 ドランク&ライティングを禁じてからというものテンションが上がりづらくなってきているのは以前に書いた通りだけれど、それと並行して「真剣に自論を展開できない」という結構厄介な症状に悩まされている。これに関して言うと一番の原因は元彼女なのではないかって気がしている。彼女のせいというわけじゃなくて、彼女と彼女に対する自分の接し方なんだけど、どうもあの4ヶ月で何かをこじらせてしまったらしい。酒だとか煙草だとか薬だとか、色んなものをぶっちぎって「超クリーンになりました!」宣言をしていたけれど、ぶっちゃけ一番きつかったのは元彼女で、そこは実は今でもあんまり吹っ切れていない。引きずっているわけではないけど、傷ついた。化膿しまくっていて、肉体的にも精神的にもがったがたになった。わたくし伏田、色恋沙汰で死ぬような軟弱な人間ではないと自負しているけれど、色恋沙汰で死ぬ人間の気持ちも、色恋沙汰で殺し合う人の気持も、「生きる気力を奪われる」気持ちも、分かってしまったようである。やれやれ大人とは裏切られた青年の……太宰先輩! ありがとうの気持ちともっと話し合うべきだった気持ちと2つある。そしてもうどっちも面倒くせえ。もうどっちも関わりたくない。←イマココ
「忘れること」と「吹っ切ること」は違うんじゃないかとか考える。
 いやあ、いやいやいや、元彼女さんは特別な人間だった。
 特別な?
 僕は僕のことを一瞬でも好きになった人間はみんな
 特別だと思っている。

 会社の先輩に遅刻魔がいて、それだけなら笑い話になるかもしれないけれど、
 事実として
 実際として
 現実問題として、
 彼は批判され注意され警告され、
 嫌われている。
 たかが遅刻だけれど、社会人として、
 社会の歯車として、
 出てしまった杭として、
 彼がどうするのかを、
 僕は学んで行かなければならないなあと考える。そのことをマンガにしようかなあと考えたのち、マンガはよそうと更に考えた。
 イラストはやはり、しばらく休業である。
 絵は僕の人生に合わない。
 誰も褒めてくれねえしよぉ!!

「褒めてくれないなんて当たり前じゃん。好きでやってんでしょ」
 と、またまた部屋に居た幸夏は言う。
 ぼくはわたくし伏田はこのようにして幸夏に色々相談しているのであるが、大抵は一言二言適当に返されておしまいという感じである。
 まあ僕としても俺としてもわたくしとしても幸夏程度に相談して全て解決してもらおうなんて露ほども思っていない。ただ自分の考えを整理しようかなと思って話しかけているだけである。
「そりゃ当然好きでやってるんだけどな、人間は褒められた方が基本的に成長するもんなんだ。だから俺がよりよく成長するためにみんな褒めればいいのにな」
「伏田に協力したっていいことないもん。そんなの誰もやらないよ。アイス買ってきてよ」
「アイス買ってきたら褒めてくれる?」
 と、伏田は甘えん坊なのだ。甘えるというのは精神にとてもいい。みなさんも甘えられる何かを作って存分に甘えるといい。ストレス解消と自己肯定感が増して人生がよりよくなること請け合いである。ぬいぐるみとかにバブればいいと思う。
「そりゃ褒めるよ。褒めたらまた買ってくるようになるでしょ。するとあたしが得する」
「心理学を悪用するなよ!」
 というようなやりとりは無かった。
 僕と幸夏は、テレビを見ていた。
 テレビでyoutubeを見ていた。
 幸夏が僕の故郷の風景を見て、
「何もないね」と言うのを、
 僕は黙って聞いていた。




 僕の故郷です。
関連記事

コメント

非公開コメント