FC2ブログ

アキバなどに行くと

 リラックスした文体で書かれた日記である。
 なんか気持ちわりいな状態で朝目覚めた。

 体が汗ばんでいて扇風機のぬるい風が脇腹に吹き付けており遮光カーテンの隙間から差し込む強めのサンライトがすねっからに当たっていてそこだけ日焼けしてそうで朝からイキりそうになった。

 誰にだって機嫌の悪い日っていうのはあるもんで、それは表現するのかしないのかの問題でしかない。

 聖人君子だってキレる時にはキレるわけで「おめえ聖人君子なんだから怒るなよ」なんていう指摘は甘えでしかなく、その上でキレ君子を「あの人は本当は裏があって、怒ると超怖いんですよ」と言いふらすようなやつにだけはなりたくないと思う僕は、割と聖人君子なんじゃないかとか思いながらキッチンの換気扇をつけて吸ったタバコは途方もなくクソまずかった。
 イキりそうになった。

 未来や夢や希望がなくて、それ自体は実は大したダメージは無いのだが、結局のところ人と比べた時に自分のショボさみたいなものが目立って目につき不快感情が、というか負の感情がやってきて僕は梶井基次郎ばりに鬱になっていた。
 風呂に入ったら鬱は治った。
 鬱ですら諸行無常だった。

 もうダメだと思った次の瞬間にはもう楽しいことが待っているということが多かった。

 僕は切り替えが速いんだ、と思おうとしたがそういうことも別に無かった。

 切り替えが速いのではなく、強制的に切り替えられているだけであり不快感情、というか負の感情はずっと心の根底に残ったままだ。

 親に愛されずに育った子供はこうして永遠の闘争の中を生きていくのだなと僕は思った。

 子供には優しくしてあげてください。

 あっ、僕が愛されていなかったという意味ではないです。
 比喩です。鬱も終わらない闘争とかなんとか、そういうアレがありますので。

 愛された記憶はあります。

 秋葉原に行くことにした。今日は日曜日、ひさびさに歩行者の天国を闊歩してこようと思って半袖短パンで外に出た瞬間34℃。
 イキりそうになった。
 暑すぎた。

 ほんとに本気で暑すぎて汗がやばかったのでアキバなんて行ってられるかと思った僕は、アスファルトを踏みしめ踏みしめ、近所の図書館に入った。
 劇烈な冷房調整で有名な図書館で、ご老人が凍死するんじゃないかという噂だった。

 入ってみたら寒かった。

 ダ・ヴィンチの最新刊に30分くらいで目を通して、そうこうしているうちに体の芯から冷え切ったら今度はまたやる気も復活してきて、アキバに行くことにした。

 電車の中で「アスペルガー症候群」という真面目な本を読んだ。
 乗客に表紙を見られるのが恥ずかしかったのでなるべく本を寝かして読んだ。

 周囲にアスペルガーさんがいるようならやはりこういうのは学んでおいた方がいいと思う。
 イキらずに済む。

 僕は昨年からメンタル系の知識を勉強している。
 何故に勉強などなさっているのか、の理由をどこかで書いただろうか? よく覚えていないが、理由はたくさんある。
 たくさんある中でひとつ選ぶとするなら、幸せになりたいからだった。

 彼らをどう扱うか、また自分にも自閉症スペクトラムのどの程度の偏りがあるか、どんなことが苦手で、得意なのか、ということも学んでいる。
 僕のように勉学に勤しむ馬鹿はもっとモテてもいいと思うんだけれどどうしてモテないんだろうか?
 この疑問は、現在世界七不思議のひとつに数えられている。

 ファンデルワールス力(モテる)

 秋葉原に着いた。アキバもクソほど暑かった。

「暑いー暑いー」
 一緒についてきた幸夏が額の汗を手の甲で拭いながら言う。
 足を引きずるようにして歩いているところを見ると、すでにHPは赤のようだった。

「幸夏……ジュ、ジュースを飲もう……コポォ……」
「コポォって昔よくネットで見たけど、なんの音なんだ」
「うーん、なんかオタクからは異音が出てんじゃないの」
「偏見がとんでもないな」
 駅の中にあるハニーなんとかというミックスジュ―チュ屋さんの前に立って、しばし考えた。
「LLサイズが今なら300円だってよこのミックスジューチュ! 安い!」
「地獄に仏とはこのことだぜぇ!」
「でも本当は390円のメロンのやつが飲みたい! ねえねえ美味しそうじゃないメロン……?」
「大人なんだから買えるでしょ。私は子供だからミックツジューチュでいいよ」
「おごられる気満々じゃねーか。あとお前このブログでは20代の設定だったはずだぞ」
「貝のように押し黙れ。そしておごれ」
 僕は幸夏にミッジューをおごった。
 思うにミッジューは世界で一番上手い飲み物のひとつだ。
 えっ? マジ最高じゃない? 最高かよ。じゃない? 僕は本当に信じているよ。
 ミックツジューチュのこと。
 マジでうまい。神だよ神。
 フカヒレとかトリュフとかよりうめーよ。
 食ったこと無いけど。
 味だけで考えたら神戸牛とかイクラとかよりもレベルは高いはずだ。
 どんだけ安上がりなタングなミー。

 紙コップに入れて貰ったミッジューをちゅーちゅー吸いながら中央通りに出ると、そこは天国だった。
 広い国道を色々な人々が縦横無尽に歩行しまくっていた。どんだけ歩行するんだと言いたくなるくらい歩行していた。

 外人もとにかく多い。白人系は目立つから特にわかるけど、アジア系もめちゃくちゃいる。観光地化されまくっている。

 メイドさんの数もめちゃくちゃ多い。10メートルに1人はいる。そしてビラを配りまくっている……。ね、チューしように気をつけてくださいね皆さん……と思いながら僕は、怪しいTシャツ屋さんに入った。



 ちょっと身内の誕プレを買わねばならんくて、最初からこの店が目的地であった。
 そこで「歪みねえなTシャツ」と「バジリスクタイムTシャツ」を買った。
 かなりセンスのいいシャツだ。間違いなく気に入るだろう。

 その後はメイドさんのチラシを集めまくった。
 それからヨドバシカメラを上から下までうろうろして帰ってきた。
 帰ってきて「ぼぎわんが、来る」を読みながらアイスを食った。

 なんだか輪郭のぼやけた休日だったが、
 季節は夏で、炎天下で、
 陽炎立ち上る暑い一日だったから、輪郭だって、ぼやけるだろ。
関連記事

コメント

非公開コメント

フリーエリア

ブログランキング・にほんブログ村へ

プロフィール

伏田竜一

Author:伏田竜一
かわいい物とかっこいい物が好き。
創作を取り上げると死ぬ。
転んでも泣かない。

アルバム

アルバム2

検索フォーム

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: