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「嬉しさ」に注目するとちょっと気分が良くなる

 メンタル系エッセイのような文でございやす。
 つづきからどうぞ。
 生きてると心が荒れてくることもある。
 しょっちゅうひび割れてバキバキだぜ! サハラ砂漠だぜ! という人もいるだろう。
 そういう時は「ちょっと嬉しいこと」を考えると良いかも知れない。
 強めの負のエネルギーにはかなわないかもしれないけれど、弱めの負のエネルギーにはまあまあ効くと思う。

 ところで、セトウツミというギャグマンガに、とても深いセリフがあった。
 たしかこんな趣旨のセリフだ。

「〇〇に殴られたことをいつまでも引きずっている時、お前はあいつに何度も何度も殴られている」

 現実に一度殴られて、嫌な目に合う。
 更に想像(記憶)の中で殴られて、嫌な目に合う。
 それは思い出すたびに殴られてるのと一緒だろ、っていうセリフ。

 これはほんとにそうだなあと納得したのね。
 嫌なことはあんまり考えないほうがいいし、忘れた方がいい。
 それと同様の意味で、嬉しかったことを思い出した方がいいと僕は思う。
 思考の応用編だ。
 嬉しいことを思い出すと、何度だって嬉しくなるんだよ。

 人は良くないことを覚えるように出来ている。
 そっちの方が生き残る確率が増えるからだ――というのは、伊坂幸太郎さんの小説「火星に住むつもりかい?」の言葉だけど、これはこれで納得する。
 危険や苦痛って死に直結するので、強く記憶に残るんだろう。
 ただ、だからと言って、嬉しさを軽視するのも違うと思う。
 もし人生に嬉しさが全然ないとしたら、苦痛ばかりだとしたら、生きてる意味を見失うんじゃないだろうか。死にたいって思うんじゃないだろうか。
 だとしたら、嬉しさを忘れることだって、死につながっているんじゃないだろうか。
 嬉しさを忘れるのって、危険で苦痛なんじゃないだろうか。

「嬉しさ」に注目するとちょっと気分が良くなる。
 それは小さい嬉しさとかでもいいと思うのね。

 曇り空だったけど駅まで雨が降らなかった。とか。

 うーん、くだらないなあと思うだろうか。
 確かにどうでもいいことかもしれないね。

 ブログに動画とイラストと文章がいっぺんに載ってると嬉しい。とか。

 何故だか嬉しいんだよね。何故だろうね。
 充実しているように見えるとか、賑やかに感じるとか。

 お弁当屋さんが惣菜をオマケしてくれた。とか。

 食べ物がたくさんあると嬉しい。飲み屋でやたら肴をオーダーする人がいるけれど、それはきっと嬉しいからだと思うね。
 お弁当屋さんの優しさに触れて嬉しい。気にかけてくれて嬉しい。覚えてくれていて嬉しい。それはお弁当屋さんだけじゃなくて、もっと色々な人に言えることだよね。
 嬉しいからまた行こうって思うでしょう。あのお弁当屋さんは優しいからなあって思うでしょう。
「お弁当屋さんは商売だからオマケをくれたんだよ」と言う人が時々いる。それはそうかもしれないけど、ちょっと考えてみよう。
 お弁当屋さんが利己的な発想でオマケをくれたからといって僕が損するだろうか。
 お弁当屋さんが、実は悪い人で、頭で悪いことを考えていたからといって僕が損しただろうか。
 すべてのお弁当屋さんは聖人君子で無私無欲でなければいけないのだろうか。

 お弁当屋さんが笑顔で美味しいオマケをくれる限り、僕は何一つ損をしない。
 ハンバーグ弁当と一緒にゴキブリを二三匹オマケでくれたら「うわサイコパスだ」と思うけれど、そうでない限りお弁当屋さんはやはり優しい。

 認知行動療法という考え方に「非機能的な思考パターン」というのがあって、その中に"他者を脅威とみなす考えのパターン"というのがある。
 気分が落ち込んでいたり疲れていたりすると陥りやすい思考で、これを信じると誰でも憂鬱や不安が強くなる。
 僕は憂鬱になったり不安になったりするのが嫌いなので、あまりこの思考パターンにはハマらないように気をつけている。

 あまり知らない人に挨拶をしてもらった。とか。

 小学生レベルの嬉しさじゃないか! と思われるであろう。子供っぽい!
 子供でいいのです。嬉しさと年齢は関係がないのです。
 僕はスヌーピーが描いてあるおもちゃの腕時計と、SEIKOの2万円の腕時計を持っているんだけど、どっちも大体同じ時刻を教えてくれるのね。
 1万円のGショックと、50万円のロレックスも、やっぱり同じ時刻を指し示すであろう。
 嬉しさって、そういうもんなんじゃないかなあ。

 話しかけてくれる人がいる。とか。

 誰でも良くて、お母さんでも良いし、掃除のおっちゃんでも良いし、コンビニのお兄さんでも良いと思う。
 おかしくなってしまう人って、とても孤独なのね。信じられないくらい、孤独なのね。
 だから話しかけてくれる人って、すごく大事よ。
 ところでさっきからちょくちょくオネェ口調なのは何故か。

 夏の匂いがした。とか。

 季節感があって、ちょっと切なくなる。

 靴下が乾いた。とか。

 見事にからりと乾いているな、って思うよね。ぱりぱりで。

 ガリガリ君のアタリが出た。とか。

 交換しに行くのは面倒だけど、やっぱり嬉しいじゃない。

 歩ける。とか。

 足を怪我してると、歩けないからね。

 物を食べられる。とか。

 虫歯や胃腸炎や風邪の時を思い出してごらん。

 息が出来る。とか。

 階段を13段飛ばしで下りて、着地に失敗して背中を打ったとき、息止まったよね。

 生きてる。とか。

 大事な人が死んだ時のことを、ずっと覚えているでしょう。
 あなたが生きてて良かった。僕も生きてて良かった。

 心が荒れている時には「嬉しさ」に注目してみよう。
 すると少しだけ心が楽になるから、やってみて。
 あなたが楽になると、私も嬉しくなるからね。



 大体、お話しは終わりです。
 メンタル系の話を書く時は、僕はあくまで自分の考えをまとめる為に書いています。
 色々調べたり、体験したりして思ったことなのですが、人を変えることは不可能だからです。
 自分で変わるしかないので、自分のために書いています。
 誰かの何かの参考になったりならなかったりすればいいなあと思ったり思わなかったりしています。

 では、最後まで読んでくれて、ありがとうございました!

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