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ぐーニバル1 プロット2稿

●●二稿●●

☆夕方

・弘前がぐーたらカーニバルで夢に入る描写。暗闇と視界全部が星空のような煌き、果てしない落下と着地。目を開ける。
・委美佳の夢の世界を訪れた弘前は周囲の様子を見渡す。燃えている。炎は明るく赤い。熱を感じないのは、これが自分の夢ではなく、委美佳の夢だからだ。
・委美佳を探すがどこにもいない。それどころか一人も人がいない。孤独を表しているようだ。
・歩きまわっているうちに、地面に食べ物が点々と落ちていることに気がつく。修学旅行の時のお菓子など――弘前は知らないが。
・お菓子を追っていくと暗い湖に出る。広い湖で、背景も真っ暗だ。背後の炎とのギャップが凄い。湖の真ん中にボートが浮かんでいるのが見える。
・ボートには二人の人影がある。委美佳と燃えている禊の二人だ。湖には月が浮かんでいる。二人は見つめ合っているようだった。あるいは委美佳が動けないのか。
・湖に入って二人に声をかけたいが湖に入ってもある程度の場所から近づけない。見えない壁のような感覚。
・困っていると燃えていない禊が突然現れる。彼女は饒舌で、酷く親切だ。彼女は委美佳の中の禊。
・燃えていない禊も湖の真ん中のボートにたどり着けない。聖域みたいなものだと言う。
・燃えている禊を消すことができれば委美佳はきっと助かる、という意味のことを禊は言う
・話を聞いた弘前は、覚悟を決めてぐーたらカーニバルを使う。委美佳の夢と弘前の夢が融合しはじめる。
・弘前は炎の熱さや息苦しさを感じるようになるが、弘前の夢も同時に広がり始める。
・弘前の夢は幼稚で、人の夢の世界観には染まらない。弘前の周りにいろいろな種類の船が現れる。船は湖に浮かぶことすら無く燃えて消えてしまう。委美佳の湖のイメージに逆らうと燃やされてしまうようだ。
・「潜っていけば委美佳にバレないかも」と燃えていない禊がアドバイスする。
・弘前は忠告に従って海底を歩いていくことにする。真っ暗な海底に提灯が続いていく。地面に落ちているのは無数の委美佳の死体だった。
・委美佳の死体の中に「あの人」の姿が見えた気がした。気のせいだと頭を振る。
・短い海底散歩を終えて海面を見上げると、ちょうどボートの真下だ。禊と二人でゆっくりと海面に上っていく。
・ボートの横に出た時、燃えていない禊はボートに乗り込んで燃えている禊を湖に突き落とした。そこではじめて弘前は禊がどういう人間か理解した気になる。
・委美佳は目が覚めたように驚いて燃えていない禊を認知した。
・「いつまでもあたしのカッコ悪いところばっか夢に見ないでよ」と禊は言う。委美佳は刺されたような顔をした。「あたしは自分がやったことに一つも後悔なんてしてない。だからあんたが勝手に傷ついてて、ほんと迷惑」と禊は堂々と言う。「委美佳、あんたはあたしが思ってるよりずっと強いんだよ。だからあたしはあんたの友達でいられたんだ」禊は赤ん坊のように泣いた。
・涙は豪雨になって夢世界の炎を消す。委美佳と禊は抱きしめ合って月を眺めている。世界は一つの湖になる。空には巨大な月が浮かんでいる。
・弘前はその光景を見ながら密かに震えていた。抱き合っている二人の影に、自分の知っている誰かが居る気がしてならない。脈絡のない悪夢。あれがこっちを見たらきっと自分は叫び出してしまうだろう。気がつくと弘前の手には刃の欠けた包丁が握りしめられている。包丁には血がこびりついていて酷い臭いが漂ってくる。これは夢だ! と自分に言い聞かせるが、恐怖は去らない。
・「弘前、そろそろねんねはおしまいよ」懐かしい誰かの声がすぐ近くでして、弘前はハッと目覚める。

1471字

☆夜

・弘前と広田と委美佳は水着でデッキチェアにねそべっている。煌々と照る強いライト。静かな水面。
・おかしの町岡が盆に偽トロピカルジュースを載せてやってきた。ここは町岡がアルバイトで監視員をしている市民プール。営業が終わった後、勝手に使っているのだった。
・ここに三人を誘ったのは広田先輩だった。委美佳が落ち着くように水辺に誘った。委美佳はなんだか心がとても軽くなって、今日はぐっすり眠れそうだと涙ぐみながら礼を言う。
・「礼には及ばないわ。報酬の分の働きをしただけよ」と何故か広田先輩が偉そうだ。
・「弘前先輩の力って……なんなんですか? 催眠術……?」と委美佳が聞く。有ることはもはや疑いがないが、その答えを知りたい感じ。
・「それは私と彼だけの企業秘密よ」と広田先輩は真面目な顔で答える。委美佳は意味深に笑った。
・「夢の中で、禊と弘前くんの他にも……誰かに会った気がするんです」委美佳が言うと、弘前は身動きが取れなくなる。動悸目眩冷や汗フラッシュバック。
・広田先輩が突然泳ごうと言い出して皆をプールに投げ込んで自分も飛び込む。あの夢の海底のように真っ暗ではなく、海底は偽物だけれど青くて、海面には光が満ちていた。
・海面に顔を出すと、町岡と委美佳の笑い声が聞こえてきた。二人は仲良くなれるだろうか?
・すぐ近くにでっかい水中メガネをした広田先輩がぬるって浮いてくる。シュノーケリングしていたらしい。なんでやねん。
・「また一人、いたいけな子羊ちゃんを助けてしまったわね」とかの軽いやりとり。
・「弘前はあたしが自殺したらどうする?」「……殺しても死にませんよね先輩は」「そうね、死ぬのは貴方の方よ」「突発的な悪意しか感じないんですけど」「愛のある悪意だからセーフ」「愛があったらぶん殴ってもいいってんですか」「もちろんいいわ。愛の名の下に正当化されない行為などないもの」
・「大切な人の思い出が、自分の中で歪んでしまうことだってあるのよ。裏切られたという気持ちがあると余計にね」「禊さんは、委美佳さんのことを考えなかったんでしょうか」「知らないし、知りたくもないわね。彼女は説明を放棄して消えた。無責任でバカな子だわ」少しだけおっかない広田先輩だった。
の後、
・「今日はわたしの夢を見なさい」広田先輩が弘前のほっぺにチューして「うわー」で了。
960字


一話はこんなところでとりあえずOKということにしたいです。
本編書くとまた足りないところが見えてくるんだろうなあ。





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